Procreateで4コマ漫画を描く方法の紹介

更新日:2021.05.13

なかなか外出が難しい日々が続き、家で何かしようと思った方も多いのではないでしょうか。

今回はProcreateで4コマ漫画を描いたので手順をご紹介します。

Procreateとは?

iPad専用のアプリ
買い切りなのが嬉しいポイントです。

価格は少しずつ上がるようなので、迷っている方は早めに購入することをお勧めします。
なんといってもApplePencilで直接描けるのが快適!

初期から入っているペンはアナログ風にも描けるので、手描きらしさにこだわる方はぴったりです。
ドラッグ&ドロップで隙間なくバケツ塗りができるのは重宝します。

ただしあくまでもイラストを描くツールのようで、漫画を描くためのコマ割りや吹き出しテンプレートはないようです。(2021.05現在)

今回作成した漫画がこちら

制作工程をご紹介します。

コマ割りのテンプレートをダウンロード

Procreateでも線画は引けますが、今回は4コマ漫画なのでネットでコマ割りテンプレートを探します。
今回はPhotoShopデータを見つけたのでこちらを使用しました。

https://booth.pm/ja/items/378475

ネット上で検索すると様々なコマ割りテンプレートが見つかるので、お好みのものを見つけてください。

まずパソコンのPhotoShopを開いてコマ割りを調整します。
その後はGoogleDriveにPSDデータをアップロードしました。

ProcreateはPSDデータも開くことができます。
無事にPSDデータを開けたら準備完了です。

下書き・線画

次は下書きと線画です。
下書きは水色で描く方が、あとで線画を描く時に見やすくてオススメ。

下書きが終わったら線画です。
ブラシはイラストのタッチに合わせて考えると選びやすいと思います。

今回はエッセイや日記のため、デフォルメを強く出せそうな漫画Sブラシの墨ペンを使用しました。
https://necojita.fanbox.cc/posts/926208

トーンを貼る

線画が終ったらもうひと踏ん張り!
スクリーントーンを貼ります。

ドット柄の部分などがスクリーントーンになります。
この柄じゃないといけないわけじゃないのでお好みのものを探してみてください。

貼る…というとより今は塗ると言う方が合っていますね。

漫画に色を塗るので画面にメリハリができ、絵を見やすくなります。
トーンは線画で使った漫画Sブラシに入っている網点ブラシと、Procreateに初期から入っているカリグラフィの中から「モノライン」を使用しました。

テキストを打つ

原稿が完成したら最後はテキストを打ちます。
Procreateの場合はスパナアイコンをタップして追加/テキストを追加でテキスト追加が可能です。

最初は横向きですが、ボックスをダブルタップで縦書きに変更できます。
細かくカーニング調整はできないですが、PSDデータで書き出せばPhotoShopで編集もできますよ。

書き出して完成!

最終調整も完了したら書き出しです。
ProcreateはjpgやpngデータのほかにPSDデータでも書き出せます。
そのままツイッターやインスタグラムなどSNSにも投稿できるのが便利。

Procreateは線画を描くのに便利

Procreateで漫画を描いてみましたが、あくまでもイラストを描くのに向いているツールだと思いました。

ですが4コマ漫画や、工夫次第ではストーリー物の漫画を描くこともできそうです。

実際にPhotoShopとProcreateを併用してストーリー漫画を描いている方もいらっしゃいます。

https://www.youtube.com/watch?v=vEnfp_dF16Y

複数ページの管理やコマ割りを自由にしたい方はCLIP STUDIOがオススメです。

線画に関してはiPadでサクッとできますし、画面を描きやすい方向に回転できるのも魅力です。

Procreateも今後アップデートしていくと思うので楽しみにしています。

今回描いた4コマ漫画は動画としても編集しました。